富山産業　恒温水槽式溶出試験器 NTR-6600&8600 series

概要

溶出試験に求められる、汎用性、安定性、データの信頼性、ユーザビリティを高次元に実現し、ブラッシュアップさせたモデルです。
オートサンプラー（別売り）等との接続による多彩な溶出試験システム構築が可能で、また、各種試験法への対応部品をはじめとしたオプション部品も種類豊富に取り揃えております。
JP・USP・EP適合。

特長

5つの試験法に対応

パドル法、バスケット法に加え、第十七改正日本薬局方（JP17）に収載されたパドルオーバーディスク法、シリンダー法にも完全対応しました。タッチパネルで、試験法・試験液量を入力するだけで、試験条件により異なる装置高さ、採取位置（※1）が自動で切り替わります。USP・EP収載のイントリンシック法や各種ディスクなど、その他の試験法にも対応できます。

精度を高次元に追求

JP17の参考情報に 「溶出試験装置の機械的校正の標準的方法」 が収載され、溶出試験器には機械的精度の高さが求められています。
NTR-6600/8600シリーズにおいては、シャフトの振れ・回転数、容器の中心度や温度制御等の精度を高次元に追求しており、また、歪みを極限まで抑えた付属ベッセルの寸法精度の高さも、三次元測定により実証されています。

ユーザーアカウント管理機能による信頼性向上

試験ラボにおいては、データの信頼性が強く求められます。NTR-6600/8600シリーズでは、登録ユーザーごとに操作権限を設定できるアカウント機能があり、試験条件や周辺機器設定などの使用状態を確実に管理できます。

高いユーザビリティ、メンテナンス性

4.3 inch ワイドカラータッチパネルを活かした使いやすいインターフェースを搭載し、分かりやすいヴィザード表示に従い、容易に正確な操作が可能です。また、各ベッセルをブラック恒温水槽内に横一列に配置することで、試料および撹拌状態が観察しやすくなっています。
また、駆動部が傾斜機構になっているため、パドル、ベッセルの取り外し・洗浄などメンテナンスも簡単です。

多彩な溶出試験システム対応

富山産業製オートサンプラー（SAS-6000a）と接続することで、試験液のサンプリングを高精度に自動化できます。さらにフィルターステーション（FST-6000）を追加すると、お手持ちのシリンジフィルターで試験液を濾過することも可能です。
さらに、溶出試験ソフトウェアを使用することで、これらのシステムをPC制御、また、（株）島津製作所製の紫外可視分光光度計（※2）と接続し、オンラインUV溶出試験システムとすることも可能です。
また、(株)島津製作所製の液体クロマトグラフ（※2）と接続し、オンラインHPLC溶出試験システムの構築にも対応しています。

※1　富山産業製オートサンプラー接続時
※2　対応製品はお問い合わせください

カタログ・お見積りなど、詳しくは当社までお問合せください。

詳細

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