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「さらなる精度への挑戦」 三鷹光器 非接触三次元測定装置

全周三次元測定装置 MLP-3

全周三次元測定装置 MLP-3

複雑形状を高精度に測定

レーザオートフォーカス(AF)機能とXYZ軸、θ軸を搭載した全周三次元測定装置。
あらゆる部品の輪郭/三次元形状を非破壊で取得します。
歯車測定(歯形、ピッチ、歯すじ誤差)、真円度測定、内径測定、工具測定、インライン対応等 用途に合わせて豊富なオプション機能が提案可能です。AF方向リニアスケール分解は標準機:0.01 µm 高精度機:0.001 µm

測定例

1.板厚

燃料電池セパレータ部品をはじめとした、板厚の評価を行います。表面、裏面の2方向から測定することにより、板の厚さおよび段差寸法などの高精度の評価が可能です。

板厚

2.ゴム製品

軟質材・低反射のサンプルの寸法評価。接触式では変形が懸念され、他社の光学式の測定機では反射が少ないため測定不可能なワイパーブレードも無処理で断面形状測定が可能です。

ゴム製品

3.レンズバレル形状測定(オプション)

光学系傾斜測定(チルトAF)を用いて斜めから測定することでミラーの入らないΦ0.1mmの小径や段付きサンプルの形状計測が可能になりました。また、レンズを同心円状に測定することが可能になるため、測定タクトの向上を図ることができます。

レンズバレル形状測定(オプション)

4.ダイヤモンドバイト先端R形状

レンズ金型の切削に用いられるダイヤモンドバイトには誤差10nmの非常に高い加工精度が求められるものが存在します。
MLPでは回転軸を用いた測定で短時間に高精度な測定が可能です。

ダイヤモンドバイト先端R形状

5.エンドミル形状

エンドミルの逃げ角・すくい角が正確に測定できる装置として、数多くの実績があります。エンドミルの刃先を自動検出し、測定を行うなど自動化の対応も行っております。

エンドミル形状

  

非接触表面性状測定装置 PF-60

非接触表面性状測定装置 PF-60

測定対象に触れずに形状・面粗さを高精度測定

鏡面から透明体まで、反射率に関係なく形状、面粗さの測定が可能な非接触の測定装置です。
測定原理は国際標準ISO-25178-605として登録されており、表面性状の測定結果の信頼性は抜群です。
測定を行うAF軸の分解能は0.01µm(オプションで0.001um)、鏡面仕上げ部品の面粗さ測定にも十分対応可能です。

特長

1.顕微鏡観察機能で、狙った箇所の測定が可能
レーザの照射箇所が顕微鏡画像で観察できるため、従来の接触式の測定機では困難であった、狙った箇所の測定が容易に行えます。
特長
2.反射率に依存しない、広範囲の高精度測定
・光学素子(レンズ・プリズム等)透明体のサンプルも無処理でそのまま測定。もちろん非接触のため傷が付きません。
・CADデータとの比較ソフトや、レンズ設計式からの誤差を求める解析ソフトなど、目的に合わせてシステムアップが可能です。
特長
3.マクロ測定機能にて簡単な操作で多数個の測定が可能
・測定個数が多い、評価箇所が多い等の場合にはマクロ機能を用いることで簡単に複数個所の測定が実施できます。
・評価ソフトMitakaMapのテンプレート評価機能で、測定終了と同時に決められたフィルタ処理などを適用、評価が完了いたします。
・さらに上位機種のNHシリーズでは、画像処理によるアライメント機能などを用いることにより、
 置きなおしの誤差があっても同じ条件で測定が可能です。
これらの機能を用いることで、セッティングや評価における作業者による誤差を排除することができますので、多数個測定の際に威力を発揮します。
  

三鷹光器のご紹介

「技術者たちの宇宙への果てなき夢」

三鷹光器は、1966年の創業以来、天体および宇宙観測機器の製造を行ってきました。

                 
南極船「ふじ」に搭載したフォトメーターと保護用自動ドーム 気球に吊り下げた太陽観測装置 マイクロフォトメータ
(初期型)
SEPAC計画用
特殊テレビカメラ

1966年(昭和41年)

製作したフォトメータとともに観測要員として南極観測の夏隊に参加し、オーロラの解明にも貢献いたしました。

1966年(昭和41年)頃

東京大学宇宙航空研究所のバルーン観測に参入。空中で揺れる不安定な環境下で正確に太陽を追跡することに成功しました。

1969年(昭和44年)

天体写真乾板から星の明るさを正確に測定する濃度測定機です。光源を2光路に分けることにより、光源の明るさのムラに影響されることなく正確に星の輝度を測定します。これらの技術を元に、高精度な非接触三次元測定装置が作り出されております。

1978年(昭和53年)

スペースシャトルにて人工オーロラを発生させ、観測を行うNASAのSEPAC計画に参加。真空かつ、高温・低温の環境に耐えて動作することのできる特殊カメラの製作を行いました。

「設計図は現場にあり」

常に現場からの声に耳を傾けて、設計開発から製造まで一貫して行っています。

              
15cmニュートン式望遠鏡とGN-170型ドイツ式ポータブル赤道儀 手術用顕微鏡
ライカM520 OH3
非接触表面性状測定装置
PF-60
80cmカセグレン式
反射望遠鏡

1982年(昭和57年)

アマチュア向けのポータブル赤道儀です。工具不要で追尾精度の高さから好評を博しました。

2002年(平成14年)

脳外科向けの顕微鏡用スタンドとして、ライカマイクロシステムズ社へOEM供給。顕微鏡スタンドのシステムとして累計三千台以上出荷実績がございます。

2010年(平成22年)

断面から面へ評価の要求が広がっていく中で、スキャンAFを採用し測定速度を大幅に高速化した測定装置です。

2011年(平成23年)

研究機関、大学をはじめ、公共天文台向けに数多く望遠鏡を製造いたしております。

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