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【新製品】島津製作所×堀場製作所 世界初の複合システム LC-Raman システム及び統合ソフトウェア LiChRa 発売

LC-Raman システム及び統合ソフトウェア LiChRa

「LC-Ramanシステム」および専用ソフトウェア「LiChRa(リクラ)」

NEW! 新製品情報

メーカー:株式会社島津製作所 株式会社堀場製作所

島津製作所の高速液体クロマトグラフと、堀場製作所のラマン分光装置を融合させた計測機器「LC-Raman(エルシー・ラマン)システム」を発売いたしました。本製品は両社の協業の成果で、世界初となる複合システムです。LCの「わける」技術とラマンの「みえる」技術の融合により、マテリアル・ライフサイエンス研究開発における新規有用物質の探索手段や、UV検出器や質量分析計では難しい構造異性体、類縁体の判別ができるなど、様々な分野での研究開発に新たな価値を提供いたします。

3つのイチオシポイント

1.「くっきり」判別 - 混合試料の構成成分を明確化
HPLCによる分離能力とラマンによる識別能力を兼ね備え、混合試料を分離して測定し、精度高く判別
2.「すっきり」整理 ー データ管理を一元化
注入した試料、LCデータ、分画、プレートやウェル番号などの情報をラマンスペクトルデータに紐づけ、一元管理
3.「かんたん」操作 ー 直観的操作を実現
シンプルかつ直観的な画面構成で、初心者でもストレスフリーな操作が可能
各装置の操作だけでなく、ステータス・データの閲覧や検索も容易に実行
  

ラマン分光法は分子振動に由来するラマン散乱光のスペクトルから分子構造を解析する手法です。スペクトルの特異性が高く、質量分析計で分離が困難な同分子量の異性体の識別や、データベースとの照合による成分推定も可能です。一方、試料が複数成分から構成されている場合は、測定スペクトルが複雑になり解析が困難になると言う弱点を有します。LC-Raman システムは、LC 分離、プレート上への捕集、ラマン分光法を組み合わせ、混合試料のラマン測定とスペクトル解析を容易にします。
また、LC-Raman システム用ソフトウェア 「LiChRa (リクラ)」を用いれば、容易に装置制御と解析が可能です。LC に注入した試料のクロマ トグラムや分画、プレート上のウェルの位置、ウェル中のラマンスペクトル測定点(スポット)及びデー タファイルなどの複数の情報を紐付け、一括管理する役割も有します。

詳細

※掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。

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