バイオマス

バイオマス中有機酸、フラン化合物の分析(HPLC)

化石燃料の需要が増加し、枯渇も危惧されています。また、環境負荷への影響も懸念され、代替燃料の開発が注目されています。バイオマスは再生可能で地球上に広く存在し、カーボンニュートラルな資源です。間伐材や農業廃棄物等の有効利用は、環境・経済観点ともに利点があります。

高速液体クロマトグラフ
高速液体クロマトグラフ

有機酸分析システムは、島津独自のpH緩衝化ポストカラム電気伝導度検出法により有機酸を選択的に高感度検出できます。


従来からのUV短波長法、単純電気伝導法などに比べて大きく定量信頼性が向上します。イオン排除クロマトグラフィーで有機酸を分離した後、カラム溶出液にpH緩衝化試薬を連続的に加え、pHを中性付近にし有機酸を解離状態にして電気伝導度検出します。

藻類バイオマス懸濁液のTOC測定

環境にやさしい二酸化炭素の再利用の一つとして、排出された二酸化炭素をフォトバイオリアクターでバイオマスに変換する取り組みが行われています。


二酸化炭素はフォトバイオリアクターに導入され、藻類の成長に利用されます。藻類、いわゆるバイオマスは、化粧品製造や建設業、食品分野、農業分野では肥料用途、さらにエネルギー利用など広い分野に利用することができます。

燃焼触媒酸化方式TOC計 TOC-Lシリーズ
燃焼触媒酸化方式TOC計 TOC-Lシリーズ

TOC-Lシリーズは、島津が開発し世界に広めた680℃燃焼触媒酸化方式を採用したTOC計です。4µg/L~30,000mg/Lの超ワイドレンジでありながら、NDIRとの連携により検出限界4µg/Lという燃焼触媒酸化方式では最高レベルの検出感度を誇ります。


また、燃焼触媒酸化方式では、低分子の易分解性有機物だけでなく、不溶解性や高分子状を含めた難分解性有機物も高効率で酸化することが可能です。

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